工法紹介
- トップページ >
- 工法紹介
弊社の工法をご紹介いたします。
舗装とは、道路の耐久性を増すために、その表面を石、煉瓦、アスファルト、コンクリートなどで、固めることである。
概要
■
舗装の役割
1.路面に緻密な層を設けることにより雨天時の泥寧化や乾燥時の砂塵を防止する。
2.路面の平坦性を良くし、適度のすべり抵抗性をもたせることによって、車両走行時や歩行時の快
適性や安全性を向上させる。
■舗装の設計
舗装の機能が十分発揮されるように、交通荷重と自然環境の作用に対する耐久性を確保する必要
がある。舗装の基礎部分である路床がこれらの荷重に耐えられるよう適切な構造の舗装を築造
し、表層からの交通荷重を分散させられるように、その場所の状況や条件、経済性、沿道環境を
考慮しながら舗装の構造を決定する。
舗装の種類
■アスファルト舗装
アスファルト混合物(アスファルト合材)を用いた舗装で、車道、歩道の両方に用いる。敷設が
比較的容易であり、舗装作業開始から、交通解放までの時間が短くてすむため、現在の日本では
主流となっている舗装である。
一部の道路では排水性舗装として、特殊なアスファルト合材を使用する。基本的にアスファルト
合材の色である黒色の舗装となるが、近年様々な色のアスファルト舗装が可能となっている。
■コンクリート舗装
主にセメントコンクリートを用いた舗装で、歩車道を問わずに施工される。たわみによるひび割
れ防止のため鉄筋を配することが多く、施工期間が長くなり養生などに手間がかかるなど、敷設
(打設)の難しさはあるものの、アスファルト舗装に比べてたわみに強く耐摩耗性に優れてお
り、高速道路、臨港地帯のような重車両が頻繁に通行する場所、トンネル内、急傾斜の坂道など
といった舗装補修を頻繁に行うことが困難な場所に多く用いられる。
狭隘・急峻な道路でアスファルト合材の持ち込みが困難な場所に簡易的に施される事例も少なく
ない。
セメントコンクリートの色である白色に仕上がることが多い。
■半たわみ性(半剛性)舗装
空隙の多い開粒度アスファルト混合物による舗装を行った後、その空隙に特殊なセメントミルク
を浸透させたもの。アスファルト舗装とコンクリート舗装の両者の長所を活用した舗装である。
使用個所はコンクリート舗装とほぼ同様で、バス停や交差点流入部・トンネルの舗装補修など
において利用される。
■煉瓦舗装
煉瓦ブロックを用いた舗装。歩道や民家、公共施設の敷地などに用いる。
■タイル舗装
歩道、マンションの通路、階段などに用いる。タイルそのものに厚みがないため、そのほとんど
が車道には適さない。
■インターロッキングブロック舗装
コンクリート二次製品。歩道用、車道用がある。ブロック相互を噛み合わせることにより段差の
発生を防ぐユニバーサルデザイン対応のものもある。
舗装構成
アスファルト舗装は、一般的に上から表層、基層、上層路盤、下層路盤の4層からなりそのしたを路床と呼ぶ。表層から下層路盤までが舗装にあたる。大型車の交通量が少ない路線では表層と路盤のみで構成される道路が多い。
表 層
道路の表面(最上部)のことで、一層が5cm程度のアスファルト混合物の層である。その層の
役割は交通荷重を分散して下層に伝達するとともに、交通荷重による流動、摩耗、ひび割れに
抵抗し、平坦ですべりにくく、快適な走行が可能な路面を確保する。雨水が下部に浸透するの
を防ぐ。
基 層
表層の一つ下層に敷設される5cm程度のアスファルト混合物の層。表層に加わる交通荷重を
路盤に均一に伝達する。重車両の交通量に応じて省略される。
路 盤 (上層路盤・下層路盤)
路盤は、上層から伝達された交通荷重をさらに分散させ路床に伝達する。
上層路盤
基層(または表層)の下層に敷設される層を指す。以下の手法がとられることが多い。
●粒度調整工法
一定の粒度を持つ砕石やスラグを敷き詰める方法。材料が比較的安価に入手できることか
ら多く用いられる。
●安定処理工法
砕石や地域産材料などに歴青や消石炭、生石炭、セメントなどを加えて固化させ、支持力
を高める方法。
下層路盤
上層路盤の下の層。
●粒状路盤
砕石やスラグを敷き詰める方法。材料が比較的安価に入手できることから多く用いら
れる。
●安定処理工法
現地発生材などに消石炭や生石炭、セメントなどを加えて固化させ、支持力を高める
方法。
厳冬期における路床の凍結融解によって表層にまで影響があると憂慮される地域では、過去観測
による最低気温により、凍上抑制層を含む路盤の厚みが機械的に選定される場合がある。
路 床
舗装の直下にあたる約1mの部分。路床は舗装と一体になって交通荷重を支持し、路床の下部に
ある路体に対して交通荷重をほぼ一定に分散させる。盛土区間では良質土により十分に締め固め
られた層が構築され、切土区間の多くでは現地盤がそのまま用いられる。軟弱地盤では、一定の
厚さの地盤を良質土で置き換えたり、セメントや石炭等による安定処理法が施される。